マーティ:「ネコを見ると癒される人が多いのはどうしてなんだろうね。ドク。」
ドク:「にゃー。」
マーティ:「今日はね、ネコじゃなくて、『ほっこり美術館』に行ってきたお話だよ。」
ドク:「変わった名前の美術館じゃのぉ。」
マーティ:「横須賀美術館で開催中の企画展の名称なんだ。」
ドク:「紛らわしいわ」
近年「ほっこり」という言葉が人々の口に上る機会が多くなったように思います。「ほっこり」や「ほっこりする」という言葉から連想されるのは、温かさやふこふことした柔らかさ、「なごみ」「いやし」に近い心的な満足、ふくよかで丸々とした形状など様々です。このような感覚を好む感性は現在に特有のものでしょうか、それとも日本人の感性に通底しているのでしょうか。(以下略)
マーティ:「『ほっこり美術館』の開催期間は、2015年4月18日(土)~6月14日(日)だよ。僕はこの深堀隆介さんの“金魚アート”が見たかったんだ。何年か前にネットでみて、いつか実物を見たいなぁって。」「美術館では、撮影禁止だったから、残念ながらここでは紹介できないけれど、作品の写真がみれるページを紹介しておくね。」
ドク:「まるで実物のようじゃ。」
マーティ:「ね、すごいでしょ。樹脂を少しずつ流し込みながら、筆で描いているんだよ。信じられないよね。動画もたくさんあるからみてみて。」
ドク:「本物の作品を見ての感想プリーズ!」
マーティ:「僕は金魚の立体感やリアリティがどんなものかなぁと思って確かめたかったんだけれど、その点では大きい作品はちょっとがっかりかな。斜めから見ると平らに描かれた金魚がいくつかの層になっているのが分かって、3Dの偽物のように見えるんだ。でもね、手のひらサイズの容器に描かれたものは、本物っぽく立体に見えたよ。いくつかの作品では、金魚の糞まで描かれてて、芸が細かいなぁって思ったよ。今回の展示では、大小合わせて10数点くらいあったかな。」
マーティ:「横須賀美術館は、すぐ前が海というとても素敵なところに建っているんだ。何度か近くには行ったことあるんだけれど、中に入るのは初めてだったんだ。」
ドク:「天気もナイスじゃな。」
マーティ:「ちょうどお昼時ということもあって、美術館のレストランはとても混んでいたよ。素敵な景色を眺めらながらのランチは、きっと美味しいよね。」
ドク:「まさに、プライスレスじゃな。」
マーティ:「レストラン横が美術館の入り口なんだ。」
ドク:「こっちは人がおらぬのぉ。」
マーティ:「そうだね。美術館はガラガラだったよ。レストランの客は食事だけしに来ているんだね。」
マーティ:「美術館の中は、白を基調とし、とても清潔感の感じられるゆったりとした空間だったよ。ちなみにここは撮影OK。」
マーティ:「でね、サイン表示がとても可愛かったので、いくつか撮ってきたんだ。サインに“ほっこり”だね。」
ドク:「確かにデザインがすばらしいのぉ。」
マーティ:「展示を見たあとに、屋上に行ってみたよ。」
ドク:「眺めがよさそうじゃ。」
マーティ:「恋人の聖地だって。」
ドク:「また、ワシを誘っておるのか。」
マーティ:「ねー、開放感あって素敵なところでしょ。今度ピクニックにでも行きたいな。」
ドク:「ワシは行かんぞ。」
マーティ:「横須賀美術館周辺には遊ぶところがたくさんあるから、家族連れにもオススメだよ。」「ちなみに、横須賀美術館の駐車場は、展示をみると1時間だけ無料になるよ。」
- 横須賀美術館駐車料金
普通自動車:310円(1時間まで) 以降150円/30分(上限1,510円/1日)
※展覧会ご観覧の方は最初の1時間無料
ドク:「ワシは独り身じゃがのぉ。」
マーティ:「ね、周辺には見るところや遊ぶところがたくさんあるでしょ。これから夏が待ち遠しいよね。」
ドク:「ここにサイコロが置いてあったら、すごろくゲームのようじゃ。」
※深堀隆介さんの作品ではありません